最近のサーベイから

マリンサーベヤー森下一義

 


中古艇の世界は狭いので良くも悪くもすぐに噂がたちます
すると価格にも影響します
内容は何も書けません

 
ババリア39
 
夢の島マリーナ
 
モキ44
 
アイランドパケット27
 
蒲郡ラグーナにて
 
ポーナム28
 
那珂湊マリーナにて
 

小戸ヨットハーバー

シテイマリーナ ヴェラシス
     
 江の島マリーナ前でトラブル、保安部艇、漁協艇、レスキュー艇の3隻が集まった 伊東サンライズマリーナで下架中  広島観音マリーナ 高橋唯巳さんのGT-TUGを見掛けた 
     
 ハウステンボスにて    夢の島マリーナ

シーボニアにて

岡山港

大洗マリーナ

初島マリーナ・クラブハウス 初島マリーナ港内 スパ・マリーナ熱海
横浜  大黒ふ頭 仙台七ガ浜 ラグーナ蒲郡
横須賀 伊東サンライズマリーナ 船台のチェック
フィーリング31 真鶴マリーナ Y30 銚子マリーナ

江ノ島

ボトム亀裂発見 琵琶湖YH プリンセス 横浜ベイサイドM
モキ44 カタリナ30 ハンター36

 

ケーススタデイ 
 オーナーの申告  
 サーベイにおいて、すべての機器類の作動を確認する時間がないのでオーナーへの質問で済ませることが多い。
あるケースで燃料タンクの様子を聞いたところ「問題なし」ということだったので鑑定報告書にそのように記載したところ、後に燃料に水が混入していることが判明した。

 海上運転でのトラブル  
 江の島YHで海上運転で出港した直後に流索がペラに絡み、風で定置網に漂着した。漁協艇、レスキュー艇、保安部が出動する騒ぎになったが、定置網に損害はなく、レスキュー艇の費用のみで済んだ。


 ハウステンボスでのサーベイ  
長崎ハウステンボスのガーデニングショーを見に行こうとしていたら、ちょうど折しも大型艇のサーベイを依頼された。ラッキーであった。
ハウステンボスにはヨットで3度入港したことがある。そのためには名にしおう針尾の瀬戸を通らねばならない。

      
 レース艇のサーベイ  
 レース艇のサーベイを依頼された。なんとセールが14枚もある。私は<レース性能は鑑定しないよ>と言ってあったので見なかったが、買い主は1枚1枚舗床に拡げてチェックしていた。


事故艇のサーベイ  
中古艇を購入後1年たって事故艇だったと判明した。2000万円近い大型艇である。

オーナーは「もし事故艇と判っていたら価格は幾らだったか?」とサーベイを依頼してきた。
それなりに答えましたがこういうケースは難しいです。

すぐに弁護士をたてての話し合いに入った。
 

遠隔地サーベイ依頼  
サーベヤー単独でのサーベイ依頼である。

今時ヨットやボートを買うのは忙しい人が多く、なかなか遠くまで見に行けない。
また全般に品薄で、すぐ見に行かないと売り手は待ってくれないことが多い。買い手は まずサーベヤーに行ってもらって、サーベヤーの判断で価値のある艇と判ってから出かけるのである。
 
値引き  
買主は遠隔地在住なのでサーベヤーにサーベイを任せられた。海上運転で回転数を上げると高音になることに気付き オーバーホールの費用分として200万円の値引き折衝を助言し,実現した。
 
遠隔地  
九州の離島でのサーベイを頼まれたが、飛行機代とか宿泊費とか、それだけの費用をかけるだけの艇かどうか疑問があったので断ったら、それだけで値段ががくんと下がった。
 
共同オーナー  
共同オーナーにならないかと誘われている人に依頼されてマリンサーベイを行った。その人は会社として出資するので、税務的にもボートの価値をはっきりさせておかないとまずいらしい。
現在は快適な共同所有のボートライフを楽しんでいる。
 
運賃割引  
九州でサーベイの相談があったが、ちょうど所用で福岡に行くついでがあったのでサーベイ料金も運賃分も割引した。 航空賃と宿泊代をフルにのせたらすごく高くなるところ、双方ハッピー。
 
付加価値  
鑑定報告書に「より快適になる改善点」を記入したところ、買主はそのすべてを実行し(有料)、大層喜ばれた。「GPSのモニター設置」「オーニングの設置」などである。
 
Voyage Survey  
アメリカへ回航する45フィートヨットが保険に入るために先方の保険会社からSurvey Report の提出を求められて、当方にサーベイの依頼があった。「エンジンは鑑定に含めないよ」と断ってサーベイし、英文で報告書を提出した。
 
餅は餅屋  
大阪の「○○不動産研究所」からメールがあり、当サイトの「中古艇よろず相談」(料金5000円)に、「シーレイ○○の値段は幾らか」と聞いてきた。
「年式は?」「せめて写真でもないのか?」と聞くがさっぱり判らない。やっと年式だけは判ったが、和歌山のどこかの港にあって、<見に行く気はない ><サーベイを頼む費用はかけられない>と言う。

結局同型艇同年式の一般的価格を教えて5000円頂いたが、先方にはそれで充分だったようだ。
たしかにボートは動産の最たるもので、不動産の専門家には一般価格でも得難い情報だったのだろう。

我々には和歌山駅前の土地の価格は一般も個別もまるっきり見当もつかないが、不動産研究所にはそれなり情報があるはずだ。餅は餅屋ということか。5000円で教えてくれるかどうか知らないが。

 

発見された瑕疵  
サーベイを依頼された艇で大きな瑕疵を発見した。取引そのものに関わる重大な瑕疵である。

ヨットの世界は狭く話はすぐに伝わる。迂闊なことを言うとその艇の価格にひびくのでこの場には何も書けない。
ただ、依頼者は私にサーベイを依頼する前に購入契約をしてしまっていた。
どうするか。

サーベヤーはそんな相談にも乗らなければならない。

同一艇のサーベイ依頼  
42フィート艇のサーベイ相談を受けたが、たまたま1年2ヶ月前に私自身がサーベイした艇だった。購入希望者からの依頼でサーベイしたのだが、使用目的と合わず購入しなかったらしい。

新たな相談者にその旨伝え、割引でサーベイを行うと申し出たが、その人もイメージが違うということでサーベイに至らなかった。

黙ってサーベイすれば良かったかな。

 

 

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