<マリーナを作りたい>、<コンサルタントが欲しい >と云えばたちまち大勢の専門家が集まるだろう。 建築家、港湾設計の専門家、ボートデザイナー、港湾局OB、ボートメーカーの管理職、マリーナの経営者、マリン評論家、いろんな人が我こそはと名乗りをあげるにちがいない。
しかしそれらはそれぞれの専門家であって、<マリーナ建設・運営の専門家>ではない。
50年来のヨットの乗り手で、自ら多くのマリーナと保管契約を結び、太平洋岸のほとんどのマリーナに自分の艇で入港した経験があって、日本有数のマリーナ(三河御津マリーナ)を漁組や官庁の許可取得からレイアウトの設計、見積り取得、建設管理、運営会社設立、開業まで、一から十までのすべてを殆ど自分1人で担当し、そしてその経営まで行った「マリーナの専門家」は私以外には絶対にいない。どうぞコンサルタントとしてご相談下さい。
マリーナについての質問を受け付けます。何でもどうぞ。
これまでの質問例
・台風時の係留は?
・瞬間最大風速とは?
・マリーナの静穏度とは?
・ポンツーンの杭の高さは何を基準に決めるか?
・マリーナの事業計画
・マリーナの管理責任
・マリーナの職務分掌
・係留桟橋の配置
私のマリーナ経験
私のヨット歴は昭和30年頃の横浜市民ヨットハーバーでのデインギー講習に始まります(実は幼年時代からの小舟体験があるのですが、それは省略します)。そしてもっぱらビーチの貸しヨットを乗り回していました。昭和46年、21フィートのクルーザーを購入し、それ以来ヨットオーナーです。活動内容は港巡り、島巡りのクルージング専門です。新しい港に入る時のスリルが何よりも好きで、犬吠埼から室戸崎までの港、漁港、マリーナの大半に入ったことがあると思います。 その後九州西岸も周りました。そういうわけで私は学連にもレースにもご縁のないセーラーです。それと転勤サラリーマンとして転勤の度に新任地での泊地を探す苦労をしてきました。
わがマリーナ・泊地遍歴
(自分で契約したところ)京成霞ヶ浦マリーナ→館山自衛隊岸壁→衣浦武豊自主泊地→五ヶ所湾VOCマリーナ→須磨ヨットハーバー→伊東漁港岸壁→伊東マリーナ→東京湾マリーナ→三河御津マリーナ
たまたま私の勤務していた石油会社(出光興産)が閉鎖し遊休化した油槽所用地(臨海)を多数保有しており、事業多角化の一貫としてマリーナを検討することになりました。1987年頃のことです。仕事熱心な会社ですから会社にマリンレジャーの知識、経験はありません。急遽、永年ヨットで遊んでいたという理由で私(森下一義)がその任にあたることになりました。
こうして出光興産のマリンプロジェクトに関わり、「事業計画の立案」「事業収支策定」「社内予算の取得」「官庁折衝」「地元折衝」「漁組折衝」「許可取得」「設計」「建設」「事業会社設立」「要員採用」「教育」「運営マニュアルの作成」「営業活動」「開業」「運営」と、マリーナの企画から運営に至るすべてのフェーズを殆ど一人で担当しました。1993年に「三河御津マリーナ」は完成し、1997年まで運営にあたりました。
この間「横浜ベイサイドマリーナ」に出光として出資し、企画段階から会社設立、着工まで関わりました。ヨット乗りとしてはまことに幸せな経験でした。
運営については 折りしもバブル崩壊し、すぐ近くに県営の海陽ヨットハーバーやトヨタのラグーナ蒲郡が出来るなど、営業的に大変苦労しました。教訓は「 とにかくお金を使わない 」ことです。
この経験をいかし、マリーナに関してのご相談、ご質問を承ります。
OfficePCC:マリーナコンサルタント 森下 一義
TEL&FAX:0557-53-4401