アメリカのボート修理料金 ちょっと前になりますが、アメリカのヨット雑誌「Cruising World 」がこんな記事を載せていました。
全米各地の修理工場(18ヵ所)に同じ条件での修理見積り依頼を出し、その回答結果を一覧表にしているのです。
前提条件は、「モーガンのアウトアイランド41でクルージング中だが、仕事で一時家に帰るのでその間に修理を頼みたい。見積りして欲しい。」という口上です。
その結果
作業内容 明細 最高価格$ 最低価格$ 平均$ ハルのウレタン塗装
上下架料を含まず
9900
3320
6035
オズモシス修理
全体に3ミリ削り、樹脂を再積層して仕上げる
15512
4000
9506
シャフト、ベアリング交換
エンジン調整費を含まず
1568
752
1047
全スタンデイングリギンの交換
ケッチリグ
6006
2287
4323
船底塗装
上架、塗装、乾燥、下架まで
1276
710
946
船底にシーコック取付け
1.5inch
528
194
300
-
-
-
-
-
1ヵ月間の陸置保管料
-
328
102
228
1時間あたり工賃
-
68
35
46.5
いかがでしょうか。
日本の修理料金と比べてどうか。
すでに本船の修理は安ければ国外でやるのが常識ですが、北海道や九州のボート・ヨット乗りがロシヤ、韓国、台湾で修理をする動きは始まっているのでしょうか。
追記
熱海の「ラッキーレデイ・」(オーナーは新しいNORC湘南支部長ですね)が昨年御蔵島レースで「織姫」と衝突してダメージを受け、コンテナに積み込んでNZで修理したとの話を聞きました。この場合は料金というより、日本にはそれだけの修理をやれる小型ドックがないことが理由でしょうが。
98/1/31 Kaz