クルージングの個人装備品
項目 | 摘要 |
帽子 | 日除けと、雨除け、飛沫除けの目的があります。水を被っても目を塞がないつば。 落下防止ひも付き |
ウエア | 日焼け防止のため真夏でも長袖、長ズボンを用意する。半袖、半ズボンはマリーナ用と知るべし。 冬のウエアに木綿は厳禁、水を吸うので全部濡れてしまいます。昔は<何が何でも毛の下着>といったが、今はアクリルなど乾きやすい化学繊維にすべき。 着替えは必ず用意、落水するやもしれぬ。夏でも雨が降って震えることもある。 ジーンズは不可、水に入った時、締まって泳げない。 釣具屋で釣り師の装束を買ってはいけない。 |
雨合羽 |
ダイビングにおけるウエットスーツの如く、クルージングにおける基本装備です。帆船時代にオイルを浸み込ませた生地を使っていた名残でいまだにオイルスキンと呼びます。 防水性、通気性、耐摩耗性、縫い目の処理等、素材・縫製全てに気を配らねばならず、上下(上着とズボン)で10万円を超します。 どんなベテランセーラーでも、嵐の中をオイルスキンなしで5時間10時間頑張ることは出来ません。戦闘力を失います。クルージングセーラーの必需品です。 クルージングにはオイルスキンとマリンブーツの携行が必須です。 |
靴 | 1.下履き−艇外に出る時の履物。 夏には下履きとしてサンダルの用意もよい。 2.上履き−デッキ上およびキャビン内の履物。キャビン内は土足禁止の艇もあります。 サンダルは足を傷める可能性が高いので不可です。 デッキを傷めないように柔らかいソールのもの。登山靴のような固い素材はいけない。黒いゴムはデッキを汚すのでいけない。特に中国製サンダル、ゴム靴など最悪。 ディンギーでは足先をロープにかけて身体を乗り出したりするのでデッキシューズにそれなりの強度を求めますが、クルーザーの場合はそういう必要はありません。 3.マリンブーツ−雨用・飛沫用の長靴です。これも必需品です。ないと戦闘力を失います。 |
ライフジャケット | 法定安全備品なので通常艇で用意されています。個人で携行の必要はありません。 いつも子供を連れて行くようなら、専用のものを用意すべきでしょう。 |
ハーネス | これは個人用を用意すべきでしょう。用意していない艇が多いです。 天候が安定している時期のデイクルーズ、1泊クルーズ程度なら必要ありません。 |
グローブ | レーサーでなければ特に気にする必要はありません。軍手でもいいです。 |
サングラス | 夏は必需品です。落下防止ひも付き。 |
寝袋 | 毛布とかタオルケットは艇の備品であることが多いですが、艇により異なります。私は冬のロングクルーズには自分のシュラーフを持ち込みます。 |
その他 | シーナイフ−個人用安全装備品です。常に所持します。安物でOK。 懐中電灯−夜中にみんなを起こさないように個人用に極小のライトを。 腕時計−レーサーでなければストップウオッチは不要。防水で、夜光のものを。 日焼け止め、洗面用具一式、持薬 バッグ−これらを1つのバッグに収めて下さい。(除く寝袋) |
私はアラスカ→バンクーバークルーズの時、15日間の航海の装備を1つのバッグと指示されて大変な思いをしました。
特大のバッグを見付けて買ったのはいいけど、重くて持ち上げて歩けなかった!