クルードチャーターと

ベアボートチャーター


 

言葉の定義で言えば、クルードチャーターはスキッパー(船長)とクルー(操船助手、通常はコックを兼ねる)を雇って操船 させるチャーター形態であり、ベアボートチャーターは艇のみをチャーターして操船は傭船者が行います。所謂裸傭船です。

従来はチャーターといえばクルードチャーターが主体で、ベアボートチャーターはどちらかというと敬遠され、操船技術を証明する資格・サーテイフィケートを要求され ました。

しかし最近の大手チャーター会社はむしろベアボートチャーターを表に打ち出しています。「あなたがヨットを動かせるなら資格は何も問いません。」と謳っている。そして「必要ならスキッパーやクルー も提供します」と言っている。大きな変化です。

これは、次の理由からでしょうか。
   ・アメリカ人の多くがセーリングやクルードチャーターを経験して操船能力を身に付けてきた。
   ・急激な運航隻数の増加でスタッフの養成が追いつかない。
   ・チャーター会社が経験を積み、ベアボートで出してもあまり心配の無いことが判ってきた。危なそうな客にはインストラクターという形でスキッパーを乗せたりする。

ただしこの傾向はアメリカの大手のチャーター会社に始まったものであり、まだ中小の会社やアメリカ以外の海域には及んでいません。

 

クルードの費用

スキッパーの費用は1日約150−200ドルです。クルーは120−150ドル程度。
食事および寝室(独立キャビン)を支給します。
なおスキッパーは通常料理はしません。

自分で操船は可能でも、その海域の水先案内人としてスキッパーを雇う考え方もあります。


Flotilla

最大手のSunsail社ではベアボートチャーターを推奨する一方で、Flotillaと称してチャーター艇10隻程度で船団を組んでクルーズする方式を進めてい ます。
客は多くの仲間の艇と一緒で心強いし、楽しい。
会社側もその船団にスタッフチームを配することで省力化になり、安心です。


 

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