チャーター 海域


 

世界的なチャータービジネスの活況で、世界中のマリンリゾートにチャーターボートのベース(基地、拠点)が配備されてきています。

 

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1、米クルージング・ワールド誌のクルージング特集での地域分け。

Bahamas  
Florida & Gulf Coast  
New England & Canadian Maritimes
Chesapeake Bay & North Carolina アナポリスなど
Great Lakes & Inland Lakes 五大湖周辺
Pacific Northwest このwestは米大陸から見たwestですね。太平洋のeastなんだけど。
California & Mexico  
Pacific Islands タヒチとかトンガとか
Australia & New Zealand タスマン海とかベイ・オブ・アイランドとか、名前を聞くだけでわくわくする。
Indian Ocean-Thailand, Maldives, Seychelles 日本人お馴染みのプーケットなどはここに入る。
Northern Europe-Britain, France, Netherlands, Sweden  
Spain, France, Corsica, Italy いわゆる地中海
Greece エーゲ海
Turky  
Croatia クロアチアがどうして独立の地域分けになっているのか、ぜひ行ってみたいが

この各地域の中にそれぞれ10数箇所の拠点があります。

 

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2、Sunsail社の拠点

現在世界最大のチャーター会社Sunsail社の支店配置です。

Sunsail USA
Sunsail Canada
Sunsail France
Sunsail Holland
Sunsail Switzerland
Sunsail Sydney
Sunsail Whitsundays
Sunsail New Zealand
Sunsail Thailand

Sunsail社のワールドマップです。赤マークが拠点。

 

 

このマップで地中海をクリックすると下の図が出ます。

 

3、日本は?

こういう中で日本がネットワークに入っていないのはどうしてでしょうか。
・自然条件が厳しい
・係留料、人件費などのインフラが高い
・クルージングを身近に感じさせないこれまでのマリン文化
・1週間ものんびりと波に揺られていられないせっかちな国民性
・客をもてなし楽しませるノウハウ、スタッフを養成するノウハウ、すべてが欠如している

足りない足りないと言われ続けてきたマリーナも随分整ってきたのに残念なことです。勇気ある起業家の出現を待望します。
日本のマリーナが保管業務のみを許可し、ビジター艇の寄港や遊漁船の基地やレンタルボート・チャーターボートの活動を許さないのは時代遅れです。
*ヤマハ・シースタイルがこの壁を打ち破って各地に展開していることは大金星です。大いに賞賛しましょう。

かって<札幌・ミュンヘン・ミルウオーキー>というキャッチコピーがありました。ビールが旨い緯度線だそうです。

<沖縄・ハワイ・カリブ海>は田辺英蔵氏(「はきなれたデッキシューズ」の著者 元熱海後楽園社長)が発見したマリンリゾートの緯度線です。この線でないとマリンレジャーは楽しめないというのです。

しかしいまチャータークルーズの大拠点となっている地中海、ニューイングランド(米東海岸)は津軽海峡と同緯度です。
あの僻地(失礼)長崎ハウステンボスで行われるヨットレースが日本一の参加艇を集めている元気を見習いましょう。

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